「お、織姫。」
「(!)」
「え、ちょっ・・・!」
「織姫!」
「(!!)」
「オイ!」
「織姫ー。」
「(!!!)」
「だから何で逃げるんだよ!」
「オイ織姫!」
「!」
「ちょっと待て。」
「・・・!」
「何で逃げるのか理由を言え。俺何かしたかオイ。」
「(首を左右に振る)」
「じゃぁ何で逃げるんだよ。」
「・・・こ、え」
「声・・・?(いつもと違う・・・?)」
「か、風邪引いてこえがおかしいの、」
「(掠れてていつもより低い・・・)もしかして逃げてた理由ってそれか?」
「き、かれたくな、かっ、た、か、ら」
「・・・・織姫。」
「(?)」
「お前本当のバカだな。」
「(!?)」
そんな理由で喋らない彼女を可愛いと思った。
(一護×織姫「避けてた理由」)
「リナリー、大丈夫さ?」
「・・・ラビ。」
「びっくりしたさー。いきなり熱で倒れたって聞いたから。」
「兄さん大げさなんだから・・・。」
「でも本当に心配したさー。だいじょぶ?」
「うん、今作業に戻ろうと思ったところ・・・あ、」
「っとー。危ねぇって。」
「ご、ごめん・・・!」
「まだ熱あんじゃんか。病人は寝てないとダメだって。」
「でも」
「ダメ。はい寝る!」
「・・・ラビ、」
「んー?」
「どこにも行かない?」
「・・・・え。」
「、あ、ゴメ、」
「・・・・・・・リナリー。」
「・・・・。」
「寝るまで傍にいるから、早く寝るさ。」
「・・・・・・・・ありがと・・・。」
「いえいえ。」
小声で言う彼女は今までで一番可愛かった。
(ラビ×リナリー「寂しいとは言えないよ」)
「お前ばっかだなー。風邪なんか引いてやんのー。」
「うるさいわね!」
「でもその口の悪さは変わらないのな。」
「シン!」
「おぉ怖っ。じゃ、俺艦長に呼ばれてるから行くわ。」
「何しにきたのよアンタ!」
「病人はちゃんと寝てろよー。じゃぁなー。」
「わかってるわよ!」
「あ、ルナ。」
「、何よ。」
「早く治せよ。」
「・・・・・、わかってるわよ。」
弱弱しい、だけど強がっている風に言う彼女を守りたいと思った。
(シン×ルナマリア「素直になった彼」)
「シホ。」
「、たいちょ・・・」
「喋るな。見てるだけでも痛々しいのに。」
「・・・すみません。」
「風邪だってな。珍しい。」
「・・・はい。」
「まぁ何にせよ、いい機会だ。ゆっくり休め。」
「・・・はい。」
「じゃぁな。」
「、ありがとうございました。」
「・・・シホ。」
「?(まだ出てなかったんだ・・・)」
「お前がいないと困る。だから早く治せ。」
「・・・!」
ただでさえ顔が真っ赤なのにさらに赤くして自分を見る彼女を見て少し笑ってしまった。
(イザーク×シホ「本音」)
「ラクス。」
「・・・キラ。」
「ムリするからだよ。」
「すみません・・・。」
「謝らなくていいよ。逆に僕は嬉しいんだから。」
「?」
「だって」
「だって・・・?」
「ラクスとこうして一緒にいられるからね。」
驚いた彼女の表情を見たらつい、唇を重ねてしまった。
(キラ×ラクス「彼が嬉しい理由」)
今回の拍手のテーマは「風邪」でした。